2022年06月22日

神田川と渋谷川

先日の、こしじさんでの鉄道の話のつづき。
近所にある大井戸の話だったか、新座の野火止用水の話だったか、から水の話になり、狭山の堀兼の井戸、羽村のまいまいずの井戸の話になり、羽村に発する玉川上水の話になり。

Sさん。
玉川上水は江戸の水を供給したが、それとともに水を供給したのは神田上水
徳川家康や秀忠の指揮で掘られたが、水源は吉祥寺の井之頭池

ぼく。
エッ。井之頭池は玉川上水と接するくらい近くだよ。

そうだけど、別々。井之頭池を出た水は、ほぼ京王線と並行するように流れ、早稲田停留所、椿山荘近くを通り、飯田橋付近で外堀になり、お茶の水、柳橋や、分水して日本橋に流れる。昔は、上流は神田用水、早稲田付近では江戸川と呼ばれた。(だから「江戸川橋」という地下鉄駅がある)全体を神田川と呼ぶようになったのは昭和になってから。

南こうせつの「神田川」がヒットしたころ、ぼくは高田馬場の神田川沿いにあるスナックで学生とよく飲んだ。若いママさんは「ちいちゃん」と言ったが店の名前は忘れた。当時はカラオケはテープで、歌詞は歌集を見ながらだった。

ところで玉川上水はというと、神田上水の500メートルくらい南を並行して流れ、笹塚から新宿御苑近くに行く。神田上水がほとんど開渠なのに対して暗渠化されている。笹塚付近では、その上を京王線が走った。

池が水源と言えば、渋谷川新宿御苑が水源。
水源に近いところは「穏田川」と呼ばれ、渋谷付近で「渋谷川」になる。恵比寿、広尾を通り、今の麻布十番、桜田通り、日比谷通りから竹芝桟橋付近で「古川」になる。

ぼくはスマホのマップを見ながらだが、Sさんは見てきたように川筋をたどるのだ。

ネットで見ると、渋谷駅の東口再開発で、3年ほど前、渋谷川は開渠化され、川沿いに「渋谷リバーストリート」がつくられているようだ。


masao55ota1 at 09:57│Comments(0)

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