2022年06月21日

年金友の会

こしじさんは夏らしい料理の数々を用意してくれた。

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トウモロコシに枝豆
海藻から作った新潟のエゴと野菜の和え物(食べかけ)

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ジュンサイと鶏ささみ
ジャガイモの料理

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豆腐
筍とニシンの炊き込み

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カツオとマグロの刺身
稚鮎とアスパラのてんぷら

おいしかった。

この日もさまざまな話題で盛り上がったが、いちばん驚いたのはSさんの鉄道についての趣味と博学。
荒川線の話からだったか、路面電車の話になった。
かつてはあちこちにあった路面電車は、今一部しか残っていないところを含めて13都市になっている。札幌、函館、東京、富山、福井、豊橋、岡山、広島、松山、高知、長崎、熊本、鹿児島である。これらは鉄道法でなく、軌道法に拠っている。今度宇都宮で再建されるのだそうだ。

都電については特に詳しい。
かつて都電には41路線があった。その路線がどこからどこまでか、すべて調べ、実際に歩いて(クルマで)確かめ、知っている。ぼくが小学生のころ、千駄木の不忍通りで見たり乗ったりしていたと言うと、あそこは何番線と何番線と何番線が通った、不忍池のところで路面から専用軌道になる、……という具合。

路面電車が廃止されたのは美濃部都政のときだが、専用軌道が多い荒川線だけが残った。三ノ輪橋停留場から早稲田停留場までの12.2キロである。

かつて都電は、馬が引いて車両が軌道を走ったらしい。日本の国鉄や関東の私鉄の多くはいわゆる狭軌でレール幅1067mmであるのに対し、都電は馬車軌間という変則軌道で1372mmである。1916年(大正5年)に新宿追分駅をつくった京王線は都電のレール幅を採用し、1372mmにした。ちなみに駅は、当時は新宿3丁目、伊勢丹の近くにあったらしい。新宿西口に移るのは戦後のことだそうだ。
そういう関係もあって都営新宿線も1372mmにして、だから相互乗り入れができるのだそうだ。

東上線は、今や有楽町線、副都心線、東横線などが乗り入れているが、いずれも1067mmの狭軌だからできるということだ。

京成、京浜急行は、新幹線、阪急、近鉄など関西の私鉄の多くと同様、広軌(標準軌)1435mmである。
都営浅草線は、京成や京浜急行との乗り入れの関係で標準軌になっている。
都営地下鉄は、接続路線との関係でさまざまな対応を迫られる。
三田線は狭軌だが、西高島平から延伸して東上線の和光市につながることを予定していたのだそうだ。それが最終段階で東武が断り、西高島平でプッツンと切れている。こういう終点駅は珍しい。

Sさんは、東京の地形や川にもめっぽう詳しいのだが、長くなるのであらためて。


masao55ota1 at 10:19│Comments(0)

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