2020年02月

2020年02月29日

山茱萸(サンシュユ)

今日は2月29日。うるう年なので。
なんとなく一日儲かったような気がする。

山茱萸の花が咲いた。
ハルコガネバナともいうのだそうな。

サンシュユ20.1
















サンシュユ20.2
















サンシュユ20.3


















秋珊瑚この花は、秋になるとグミのような真っ赤な実をつける。
秋珊瑚と言われるそうだ。
埼玉のこの木はあまり実がつかないが、長野のは毎年見事である。

山茱萸というと、宮崎県の稗搗節(ヒエツキブシ)を思い出す。
「庭のサンシューの木…」というあれである。
でも実際に歌われていた木は、山椒ではないかという。
わが家では、山茱萸と山椒は並んでいる。



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語彙力こそが教養である?

鹿島和夫さんの『一年一組先生あのね』の詩を思い出す。

きょうよう よしむらせいてつ

おかあさんが
ふじんざっしをみとったら
おとうさんが
そんなしょうもないもんよまんと
もうちょっときょうようが
みにつくほんをよみいうた
もうきょうようはみについとうから
もうええねんゆうたら
それはきょうようじゃなくて
えいようやゆうた

まえにも書いたが、中野孝次『麦熟るる日に』に、東京帝大の学生だった主人公が、『教養主義』『人格主義』『三太郎の日記』などの著者で、大正教養主義を代表する阿部次郎を訪ねて仙台に行く場面がある。軍靴の音が大きくなるこの時代に、なぜ先生は何も発言しないのかと尋ねる。教養や人格はあくまで個人の内面の完成をめざすものだと、黙して語らない。

ぼくは、戸坂潤が言うように、目の前の現実を解明し、時代の危機、来たるべき未来の問題を鋭く感じ取り警鐘を鳴らすことこそ教養や知性だと思う。

著者ほど社会への発信の機会が多い人はそういないのに、そういう発言は見たことがないし(ぼくの寡聞のせいかもしれないが)、この本でも片りんもない。
教養が、男性が女性に「モテ」る手段であるとするなら(233−5ページ)、「内面」にすら至らず、たんなるアクセサリーになってしまう。
この本を手に取ってしまう(読んでみたらページに折った跡があった、つまり2回目)自分にいら立っているだけである。


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2020年02月28日

炎の人

炎の人文化座にとっては記念碑的な作品で、50年ぶりくらいの公演だという。
この作品を、ぼくは30年以上前に民藝の滝沢修さんで観た。

若いゴッホは、ベルギーの炭鉱町で福音伝道者として勤めており、貧しい労働者のために献身的に働くが追放されてしまう。
港町では、自堕落で町の人からは淫売と蔑まれるシーヌをひたすたらに愛するが、捨てられる。
小心で、感受性が強く、傷つきやすい一面、愛する絵や女性のためには一途に、奔放に、自分勝手に没頭する。
画商の弟テオはそんな兄のために援助をし続けるが、ゴッホの絵はまったく売れない。
パリではロートレックなどの画家たちと交流するが、うまくいかない。
ようやく安住の地となったアルルで、太陽や花、自然を描き始める。
敬愛するゴーギャンとの生活が実現するが、ぶつかることも多く、狂気の度を増し、耳を切り落とす、…。

主役を演じるのは藤原章寛さんだ。「命どぅ宝」では瀬長亀次郎の役をやったり、いまや文化座きっての売れっ子だ。
劇場のロビーに並ぶ花でも藤原さんが一番多い。そのなかに「大東文化第一高校」の元校長や演劇部OBの名前が入っているものがあった。ネットで調べると、一高の出身だった。
大学は別の大学らしい。

佐々木愛さんが、最後の舞台挨拶で、あと2日の公演の予定だったが新型コロナに対する厚労省の通達で明日(28日)から中止となり、これが千秋楽になると言っていた。ぼくは観られて幸運だったが、劇団には痛手だろう。


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2020年02月27日

キブシ

キブシ1


















ことしのキブシの最初の一輪。

ヒヨドリ3昨日も、そのキブシの蕾を食べにヒヨドリが来た。
レンズを変えたので、前よりも凛々しく撮れた。

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2020年02月26日

梅に雨

今年の梅はいいので、近所の人に、楽しませてもらってますとか、写真を撮らせて、などと言われるとうれしい。

昨日から雨で梅がかわいそう。
去年も梅の時期に雨が降った。心配になるのは実付きだ。
実付きと言えば、ことしは梅は早いのに虫がいないような気がする。今年の啓蟄は3月5日。梅が早すぎたのだろうか。

それにしても6月なのに、梅雨はどうして梅の雨と書くのか。
ウィキペディアを見ると、日本の季節は、梅雨と秋雨を入れて六季といわれることもあるということはわかったが、なぜ梅の字をあてるのかは書かれていない。チコちゃんに訊こうかと思ったが、『新明解語源辞典』をひいてみた。

それによると。
「つゆ」という音は「露けき時節」から来ており、「梅」の字は梅の実が熟す時期から来ているのだそうだ。

梅雨

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2020年02月25日

侘助

侘助2

















今年の侘助の最初の一輪。
今撮ってきた。

体は一進一退。昨日は年金者友の会の宴会を初めて休んだ。



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2020年02月24日

海畑

岐阜に住むトキさんから電話があり、研究会で上京する、会えないか、と。長野行をあきらめたので、昨夜池袋の「海畑」で飲んだ。

海畑土岐さんにはゼミの学生たちもお世話になって、知り合いも多い。急遽、3人が合流した。
サトシくんは、1980年代の学生。ぼくがイギリス留学に行き、残留孤児となって、土岐さんが面倒をみてくれた。(サトシ君は、自分たちが新任だったトキさんの面倒をみたのだと言っている。)1986年にイギリスに研修旅行に行ったときは、全国から研究者が参加したが、トキさんは新婚旅行を兼ね、ゼミ生もサトシくんはじめ何人かが参加した。卒業後は、T市の公民館職員として活躍し、難病のために早期退職、ぼくの最終講義も彼が企画してくれた。

Aくんは、その5年後、90年代前半の学生。大学基準協会、全国キャンプ協会などに勤めた後、数年前に思い立って50歳前で小学校教員になった。彼の息子も教育学科で学び、去年小学校教員になった。

Bくんは、さらにその5年後、90年代後半。他大学の修士課程で学んだあと、出版社の旬報社に勤め、今は児童書専門の出版社の社長をしている。まだ40代だ。

いずれも才気あふれる学生で、よく遊び、よく学んだ。
年代が違うのにお互いによく知っているのは、望月町の米づくりや、学会や研究会、地域の学習会、ゼミの同窓の集まりなどで始終会っていたからだ。

いろいろな思い出話に花が咲いた。とくにA君の記憶力は抜群で、教育科学研究会の全国大会を大東文化大学で開いたとき(多分、ぼくが事務局長をしていた1991年ころか、委員長は山住正己さん)、北田耕也、小川利夫、山住さん(思えばすごいメンバーだった)とゼミ生が飲み、その場でぼくがAくんを怒鳴りつけたというような話も出た。(申し訳ない。)彼が卒業後、大学基準協会に勤めたのは、当時都立大学総長だった山住さんのお世話だったと思う。そのころは青木宗也さんが会長だった。彼がその後基準協会を辞めたのは、基準協会の大学に対する性格が変わっていくことに疑問を感じたからで、先生たちの思いと違うのではないかと思ったからだったという。その他、教育研究、出版企画、何やかや。

ともあれ、議論好きの面々なので、侃々諤々と飲み、サトシ君と帰る電車でも話しこんで、乗り過ごしてしまった。

ゼミ論1ところで、先日部屋の整理をしていたら、Aくんのゼミ論と、Bくんの卒論(そのころは卒論を書くようになっていた)が出てきた。左の2つがAくん、その次(原稿用紙)はのちに結婚するCさん、一番右はBくんのもの。
昨日、持っていけばよかった。これから送ってあげようと思う。







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2020年02月23日

黄色の水仙

昨夜は久しぶりに、10日ぶりくらいか、よく眠れた。
寝起きのタバコが久しぶりにジンジンとうまかった。
朝の光があたたかくしあわせだった。

黄色の水仙が咲いた。去年は花数が少なかったので、植え替えたらたくさん蕾をもった。
梅の花がほぼ満開で、これもしあわせだ。

水仙20.2
















水仙20.1
















梅20.1
















梅20.3
















梅20.2



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月の満ち欠け

月のみちかけ岩波文庫というものは、ジャンルに関わらず古典という評価が確定したものだけ収録されると思っていた。良くも悪くも権威である。
先日、旭屋書店で見た時、直木賞をもらって古典というには間もないこの本が岩波文庫になっている、これは相当なものに違いないと手に入れた。

面白い、とても面白い。
カルト的な手法も入れて、「生まれ変わり」という主題を展開し、ぐいぐいと惹きこんでいく。ただし、登場人物は錯綜するので、ぼくは途中から人物相関図をつくった。さまざまな事件は、時間を前後するので年表もつくったほうがいいかもしれない。

面白いのは事実だが、異性を一途に思うのは女性ばかりで、これは男性小説だとフェミニズムの観点から批判が起きないだろうかと思った。

あとで装丁をよく見たら、「岩波文庫」ではなく「岩波文庫的」と書いてあった。岩波らしからぬ(らしい?)パロディだ。写真をクリックして下の方を見てください。


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2020年02月22日

河津桜

この連休は、子どもたちと長野でスキーに行く約束をしていたのだけれど、そして風邪はだいぶ良くなったので行きたい気持ちもはやるのだけれど、コロナウィルスも子どもも罹るようになったので、我慢して自宅にいることにする。

と、ここまで書いたところで電話があり、三芳パーキングにまで来ているという。そこで見送りだけ行ってきた。ヒカルは近づかないでと言っていたが、自分の方がひどい咳をしているようだったのは心配。

帰りに見た河津桜。

河津桜1


















河津桜2

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一茶という大海

一茶17一茶は、郷里の俳人である。

この本は、金子兜太さんが一茶の句を年代順に並べ、句による評伝、つまり一茶の人生、生きざまを描こうとしたものである。8才で母親がなくなり、継母との不仲という過酷な少年期。15才での江戸への出立、貨幣経済が発達する時代の貧乏。田舎者のコンプレックスを抱えながら故郷を想う。漂泊の時代を経て、50才で信濃に帰るが、弟との財産分与をめぐる争い。


蓮の花虱(しらみ)を捨つるばかり也
時鳥(ホトトギス)我が身ばかりに降る雨か
何桜かざくら銭の世也けり
江戸じまぬきのうふしたわし衣更
下々も下々下々の下国の(げげもげげげげのげこくの)涼しさよ
これがまあ終のすみかか雪五尺
雪とけて村いっぱいの子どもかな
痩せ蛙まけるな一茶是ニ有
古郷は蠅すら人をさしにけり
孤(みなしご)の我は光らぬ蛍かな

「何ざくら」の句、「桜を観る会」のことではない。
一茶には、世間に対する批評、権力者、とくに武士への揶揄が多く、川柳的な趣の句も多い。

最終句、源氏蛍と光源氏をかけているのだろう。
ちょうど亡くなった野村克也さんを思い出す。

ここにあるのは庶民の情念であり、強烈な自意識である。
これらを、ひがみ、被害者意識、コンプレックス、ひねくれ、と取ることも可能だろう。
しかし、金子さんは、俳句によって、ひがみを自恃に、被害者意識をやさしさに、コンプレックスやひねくれを諧謔(ユーモア)や好機嫌(フモーリッシュ)に高めたとし、人間として愛し尊敬するのである。

一茶は大海である。評する金子兜太さんは高い山である、と思った。

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渡辺信二さん

いじめ1いじめ2







昨日のNHKEテレの「いじめノックアウト」に川崎の小学校教師の渡辺信二さんとそのクラスが出た。短い番組だったけれど。

5年生のクラスで、子どもたちがいじめの時などに言う、「あいつ、変じゃね」に着目した。
「変」ってなんだ? 自分自身の「変」を考えてみよう。「変」と言われたことを思い出して涙ぐむ子どももいた。結局、「変」って違いや個性であり、大切にしていかなければならないものなんじゃないか、…。
さすがと思われた。

先日のある学習会で、学生や卒業生のことを質問された。
もちろん学力でも人格発達でもいろいろな悩みや問題を抱えているが、ぼくはそれらを含めて、学生に学んできた、卒業生はぼくの誇り、と答えた。さまざまな分野で綺羅のように輝いている。
渡辺さんもそのひとりである。

渡辺さんは、「つぶやきコラムABCDE」を書いていて、音楽、美術、絵本、映画、ときどきラグビーのことを書く。なにより言葉と感性がすごい。

再放送もある。2月28日9時50分〜10時、29日11時30分〜40分。

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2020年02月21日

熱源

熱源樺太は、もともとアイヌ、ウィルタ、ニブフといった先住民の土地だった。近代になってロシアや日本が領有を争うようになり、ロシア戦争のあとは、北樺太はロシア、南は日本が領有することになった。
第2次大戦末期、本土内での最後の戦闘が行われたのは、沖縄戦(アメリカ)と樺太戦争(ロシア)だった。

この小説は、その樺太戦争をプロローグとエピローグにおいているが、中心はそれを遡る4,50年前、日露戦争の前後の時期である。
主人公の樺太アイヌのヤヨマネクフは、いったんは北海道に移住したが、樺太に戻って漁業をしている。もうひとりの主人公は、当時はロシアの支配下にあったリトアニア出身で、政府転覆の企てに加わったとして樺太に流罪になり、囚人として(刑期を終えてからも)暮らしたブロニスラフ・ピウスツキである。
ピウスツキは、アイヌの人たちと親しくなって、言語や文化に興味を持つようになり、言葉や歌謡や楽器(琴、トンコリ)演奏などを録音し記録し、地理学者となる。

神を崇め、自然と共生し、熊など動物の命をいとおしむアイヌの人たちの暮らしが描かれる。日本やロシアの軍隊や産業のために、自然は壊され、アイヌの人たちは生活の土台がなくなっていく。学校もつくられるが、アイヌの人たちの自立を助けるものにはなりきれない。文明というものについてあらためて考えさせられる。

ピウスツキもヤヨマネクフも実在の人物である。山辺安之助という日本名を名乗るようになったヤヨマネクフは後に南極探検隊にも橇を引く犬の係として参加する。後半には、アイヌ語研究の金田一京助や白瀬中尉も出てくる。
雄大な物語である。


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諏訪義英先生を送る

諏訪先生狭山市の徳林寺で行われた諏訪義英先生の告別式に行った。
享年88才だった。
朝、少し早くクルマで出たのだけれど、途中大学の職場の人に頼まれた香典を用意したり、道路が混んでいて、着いた時には読経が始まっていた。


40数年前、大学に赴任したとき、当時は教員2人に研究室が一つで、ぼくは諏訪先生と同室になった。同郷で諏訪先生は高校の先輩でもある。
あるとき、夢の話をして、ぼくは夢でしか連れ合いを怒れないのかなあと嘆いたら、先生は、「君なんかまだいいよ、ぼくは夢のなかでも謝っている」と言って大笑いした。

須藤敏昭さんの弔辞で思い出したのだが、当時はよく飲んで、まだ、カセットで歌詞は本に書かれていたカラオケにもよく行って、諏訪さんはかならずアダモの「雪は降る」を歌った。東武練馬の「春日」(とその2階)、中板橋の「大学」などが多かったと思う。
諏訪さんは、学部長や学長の重責も果たされた。

奥さんのきぬさんの話もよかった。
退職後は、自宅に窯をつくって陶芸をしたり、蕎麦をつくったり、北軽井沢の別荘で水墨画を描いたりの生活だったという。傍ら、NPOをつくって少子高齢化のなかで地域づくりの活動にも参加されておられたという。

初めてお聞きした話もある。きぬさんが20才の時、諏訪さんはいきなり現れて、ぼくと結婚してくださいと言ったのだという。
諏訪さんは、自分のことを牛のようだとよく言っていたが、そう形容したのはきぬさんらしく、高村光太郎の詩「牛」も朗読された。
ぼくが会ったころはまだ小学生だったお二人の子どもさんも、息子さんの方は白髪の混じる紳士だった。

諏訪先生のご冥福をお祈りします。

*     *     *     *

告別式の後、参列していた40年前の3人娘(諏訪ゼミの学生で、ぼくの最終講義にも出てくれた)と須藤さんと、駅近くで昼食を食べた。諏訪さんのおかげだねと言いながら。

*     *     *     *

夜は、相談があるという卒業生と約束していたのだけれど、疲れて調子も悪くさすがにキャンセルさせてもらった。今朝は、咳で4時過ぎまで眠れなかった。


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2020年02月20日

早稲田

昨夜は、月刊社会教育4月号の校正作業。ぼくは編集に参加するのは30年ぶりでいわば帰り新参。
帰り新参でも新参者だから、まじめにやらなければという気持ちもあって、出かけた。江戸川橋の旬報社で。

もちろんまわりへの迷惑のことも考えたが、薬が効いたのか、昨日はずいぶんよくなった。咳もあまり出なくなったので。

驚いたのは、大勢の人が作業に来たこと。
ぼくはこれまで『教育』、『人間と教育』、そしてこの『月刊社会教育』などの編集に関わってきたが、校正をするときはいつも2,3人、せいぜい数人だった。それがこの人数。しっかりした体制がつくられているのだと感心した。

ところで、『人間と教育』は1990年代初頭から旬報社で出してもらってきたが、『月刊社会教育』は去年の夏から、『教育』は今度の4月号から、いずれもここにお世話になることになった。昨日、20年以上のお付き合いのAさんとも会えて、今度飲もうということになった。

*     *     *     *

帰る途中、孫のヒビキからメールが入った。
「もう外出しないでネ! 心配してるヨ。家で安静にしていてネ」。

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2020年02月19日

去年は、梅の写真を載せたのは3月14日だった。
今年は、早くて、蕾もびっしりだ。

梅20.1















梅20.2















梅20.4















梅20.3

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豊漁

前夜咳がつらかったので、昨日、病院に行った。のどの炎症と咳の薬をもらった。
夜は、上福岡の「豊漁」さんで5人で打ち合わせ。
ぼくが行かないと迷惑がかかると思って、無理をして行ったのだった。

気の置けないメンバーなので、遠慮がない。
Iくんが、(ぼくの病気に)それなら延期してもよかったのに、と言ってくれたのはいちばんやさしい言い方で、Mさんは、ぼくのマスクと咳にすぐ自分もマスクをつけた。遅れてきたサトシ君などは、表情でも言葉でも迷惑を隠さない。Oさんは度胸が据わっているので動じなかったが。
行ったほうが迷惑をかけた。

それにしても「豊漁」さんはなつかしい。お酒のつまみがいい。


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新宿3丁目

神田伯山一昨日、夕方。新宿3丁目の駅をあがると、長蛇の列。何事かと先頭のところまで行ってみると、末広亭だった。神田伯山の襲名披露公演だった。






青年劇場は、今度自主夜間中学を舞台に「学ぶこと」をテーマにしたお芝居をつくる。
劇団の通信に載せる座談会をした。
脚本のいずみ凛さん、木村浩則さん(文京学院大)と3人で、今回の制作を担当する北さんが司会。凛さんのドラフトを見せてもらったが、生きた人間を造型していく脚本の仕事ってすごいなあと思った。お話もとても素敵な方だった。

夜は、劇団員も参加しての学習会。
ぼくは、不登校やひきこもりの問題、若者をそこに追い込む学校の競争や同調圧力について話した。

ミライザカで懇親会。ついつい遅くなり…。



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2020年02月18日

川越

川越シンポ1川越シンポ2








川越南文化会館で、映画「ワーカーズ2」の上映会と、シンポジウム。
何か月も前から約束していたので、這ってでも行かなければと思っていたが、さいわい熱も下がって立っていくことができた。

シンポジウムのテーマは、「地域のなかでそれぞれの自立を考える」。
報告は、「なくそう!子どもの貧困」川越シンポジウム実行委員会の事務局長、圓岡徹哉さん、ホームレス支援をしている川越カトリック教会の「おにぎりひとつの会」の袴田道子さん、ワーカーズコープふじみ野そらまめ福祉事業所の島袋俊子さん。島袋さんは、ぼくの友人のシバちゃんも壇上にあげた。

それぞれ子ども、ホームレス、高齢者と対象は違うが、「困っている人」を支援する活動をしている。ぼくは、「自立」とは何でも自分でできて一人で暮らせるということ(だけ)でなく、人とつながって頼れる人をつくるということではないかと話した。

うれしかったのは、チラシを見たと言って、地域に住む大学職員の方が来て、お久しぶりですと言ってくれたこと。

そのあと、「きずな」(スリランカ出身のマスターが和食をつくっている)で飯沼夫妻と息子のカズくんと少しだけ飲んだ。

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2020年02月17日

君子蘭

君子蘭蕾1君子蘭蕾2








去年、君子蘭が咲いたのは4月下旬だった。それも1本だけ。
今年は、もう蕾が出てきた。しかも6本も.。今年は早い。
部屋の中で、条件はそんなに変わっていないと思うのだが、外気の暖かさが影響しているのだろうか。

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2020年02月16日

渡辺信二さん

川崎で小学校の先生をしている渡辺信二さん(ゼミ卒業生)が、Eテレの「いじめをノックアウト」に出演するそうだ。
2月21日9時50分〜10時、22日11時30分〜11時40分。さらに同じ時間帯で翌週の28日と29日にも再放送があるということだ。

川崎市立東菅小学校5年1組渡邉学級の実践のひとこまで、その番組には三度目の出演になるそうだ。ご覧ください。


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椿

桃椿は、去年の10月くらいから咲きはじめ、長い期間数知れない花を咲かせ続けてくれた。
多分これ(上)が最後の一輪。

となりの利休椿が咲きはじめ、これ(下)が最初の一輪。

桃椿10

















利休椿

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マスク

咳やくしゃみが出ると、家人が嫌な顔をして、腕で口をふさげという。いいセーターだからいやだというと、家のなかでもマスクを着用させられることになった。

今朝起きて2階の部屋に行って降りてくると、連れ合いは「起きてたの」と言ったらしいが、ぼくには「生きてたの」と聞こえた。

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2020年02月15日

キンカンなど

Oさんから送られてきた。ブログに風邪と書いたからだろうか、これで早く直せということだと思う。

キンカン黒ニンニク









マカイバリキンカンは以前のに比べても大きくておいしい。黒ニンニクは、唐辛子と一緒に漬けた(煮た)もの。
紅茶のマカイバリというのは、調べてみるとダージリンの最高級ものとある。奥さんのインド土産だろうか。
ありがたいことだ。

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2020年02月14日

休み

一昨夜あたりから少し熱が出て、今日はのども痛い。
畑仕事の「無理」がたたったのか、新型ウィルスのせいか。
今日は大事な用事だが、欠席する。
読書も集中できないんだよね。


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2020年02月13日

日本語

昨日は、ドコモショップと畑。ドコモでは、待ち時間を含め4時間もかかった。ぼくのITリテラシーが乏しいことも原因だが。

ヒマなのでときどき国会中継を見る。暗澹たる気持ちになる。
桜の会に関して、(安倍事務所は)「募ったが、募集はしていない」、(事務所とホテルで)「合意はしたが、契約していない」、(公文書が)「開示の対象になることと、公開されることは違う」。ウーン。
また、首相のヤジがこれだけ問題になることも少ないのではないか。「意味のない質問だよ」。
これらが通用してしまう世の中がこわい。

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リンドグレン

リンドグレン「長靴下のピッピ」などの絵本作家、アストリッド・リンドグレンのデビュー前の時代の物語である。

アストリッドは、スウェーデンの農村の牧場に生まれ育った。文才を見込まれて町の小さな地方新聞の助手に採用されるが、社主の子どもを身ごもってしまう。社主は離婚訴訟を抱えていて、公然と結婚・出産することができない。村は伝統的で閉鎖的な共同体で、父親は教会の役員をしているので、アストリッドはデンマークで出産し、里親に預けることになる。…

女性として自立していくアストリッドの姿を描く。


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2020年02月12日

八王子その後

都の定時制高校廃止に反対する運動の中心にいる河合美喜男さんからメールが届いた。

2月8日の八王子駅頭宣伝の2日後、ある男性からチラシの連絡先に次のような電話があったそうだ。

8日の八王子駅でチラシを受け取り、初めて立川定時制のことを知った。
今日、都教委に電話して、担当者と30分ほど話した。
定時制を潰したら教育は終わりだと言っておいた。
20年以上前、宮城教育大の先生が(林竹二だと思います)定時制で授業をしているのをテレビで放送していたのを見たことがある。
眠っていた生徒たちも、むくりと起きてきて先生の話を聞いていた。
定時制は単なる教えるだけの場ではない。
などと言っておいた。
都に直接電話した人間もいることを知ってほしいと思って電話した。


夜間定時制を残して欲しい、という私たちの訴えは確実に広がっていると思い紹介しました。(河合)

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黄昏

黄昏元大学教授のノーマンと妻のエセルは、今年も夏の1ヶ月を過ごすために、ゴールデン・ポンドの湖沼にある48回目の別荘にやってくる。80才になろうとするノーマンだが、10歳年下のエセルと交わす会話は、自分の老いと死ばかりである。持ち前の諧謔で明るく装っているが、少し鬱屈し倦んでいる。

ノートンの誕生日を祝うために、娘のチェルシーが自分のパートナー、ビルとその息子で13才になるビリーを連れてやってくる。ずっと隙間のあった父と娘も少しずつ間を埋めていく。世代のギャップのあったノーマンとビリーだが、釣りやフランス語指導で、孫子のように親しくなっていく。エセルは心臓の発作に見舞われたノーマンの看護をして、自分も死というものを考え始める。行く末を見つめながら、前向きで充実した生に向かって行く。

人数の少ない、大きな怒鳴り声のない会話劇で、退屈するかと思いきやさにあらず、会話に引き込まれる。一つひとつのセリフが気が利いて、しゃれていて、次のセリフを待つ感じ。親子、夫婦、家族,老いと死について考えさせられる。
笑いもふんだんだが、しみじみとやさしい空気にひたされる。

シーエイティ・プロデュースの、ぼくにとっては初めての作品。八千草薫さんの役を継いだ高橋惠子さんは溌溂と美しい。


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2020年02月11日

昨日午後は、畑仕事。主には草取り。
もう春の雑草がどんどん出ている。
オオイヌノフグリ、ナズナ、そして写真のホトケノザ。
ホトケノザって、よく見るとけっこう恐ろしい顔をしている。とくに上の前歯。

ホトケノザ20.1


















ホトケノザ20.2

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2020年02月10日

本庄児玉

太鼓集団響は、3月28日にさいたま市の埼玉会館で春公演を行う。
この公演をもって、ホールでの公演はしばらく休演することになる。そういう意味で、この公演はこれまでのあゆみの集大成であり、新しい出発の宣言となる。

響3響5








舞台について意見を言うように言われているぼくは、9日の練習を観に行った。
響のスタジオ兼合宿所は、本庄市児玉にある。ぼくは2回目である。
当日予定されている曲目を、通しで聴かせてもらった。わからない言葉や、曲への思いなどを訊きながら。勉強になった。

響4響91








今度の舞台には、今までは太鼓教室の「生徒」だったテツさんが晴れて研修生として(準団員みたいなものか)正式にデビューする。浦和商業定時制の卒業生として出発した集団だが、太鼓集団として育成した「弟子」が育つということは、大きな意味を持つと思う。

響6響7








響8響9








タクトくんはどんどん大きくなる。この日は昼寝起きで、ぼくとしては初めてぐずっているところを見た。

響1食事をいただいて帰った。

帰りに地元のテツさんに教えてもらった白寿の湯に行った。
鉄分と塩分がとても強い独特の湯だった。








響2どうぞお出かけください。

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2020年02月09日

リューキンカ

リューキンカが咲いた。
去年と比べると、1ヶ月くらい早い。

リューキンカ20

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八王子

八王子7八王子駅での、都立立川高校定時制の存続を訴える宣伝行動に参加した。

2年以上前だが、都教育委員会が立川高校を含む定時制4校の廃校の方針を出したとき、山田洋次さんや写真家の石川文洋さんたちとともに、ぼくも存続を願うアピールに名前を連ねた。石川さんらと都教委へも出向いた。その後、署名や陳情など地道な運動が続けられてきたが、何もしてこなくて申し訳ないと思っていたのだった。

八王子8この日は、定時制の同窓会の芙蓉会、高校教員とOB、夜間中学の先生、父母など15名が参加した。
ぼくはビラ配りをしただけだが、卒業生の訴えや夜間中学の話を聞くのが面白かった。
立川高校定時制には今も250名学んでおり、定時制のない八王子在住の生徒が一番多いのだそうだ。

ところで、都はあと2年間は生徒募集を続けることになった。最近は明るい話題がない中で、大学入試で英語外部試験や記述試験が見送られることと並んで(これには大臣の失言や失態もあったが)、運動が政策を動かし変えるという点で、大きな成果だと思う。

*     *     *     *

八王子へ行くのに、川越からの直通電車で行った。
川越線で高麗川に行き、そのまま八高線で八王子まで行く。
近くではあるのだが、川越線のその区間も、八高線も今まで乗ったことがない。ローカルな旅行気分だった。

八王子0八王子1








八王子2八王子3








八王子4八王子5

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2020年02月08日

霜柱

ここのところ朝の冷え込みが厳しくなった。
それにしても霜はどうして柱状にできて土を押し上げるのだろうか。チコちゃんに訊いてみたい。

霜20.2.2

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コタン虐殺

コタン虐殺小さいときの読書(『コタンの口笛』)以来、アイヌの問題は心の中に小さいけれどしっかりと位置を占めている。大学の講義には、関東ウタリ会の北原きよ子さんに来てもらったこともあるし、ゼミでは、十勝での調査合宿でアイヌ資料館を訪ねたり話を聞く機会も持った。学生たちは「アシルモシリ」(新しい大地)という報告書をつくった。

「2000年にわたり、一つの国で、一つの民族、一つの王朝が続く国は日本だけ」というわが国の副総理の発言は、沖縄もアイヌも支配し同化し差別してきたおごれる日本人のものではずかしい。

映画「新聞記者」を書いた詩森ろばさんの脚本だということと、ちょうど今、樺太アイヌの物語である川越宗一さんの本を読んでいることもあって、観に行った。初めての流山児★事務所。

芝居は、1669年の松前藩を相手に蜂起した「シャクシャインの戦い」を、1974年に起きた「白老町長襲撃事件」と重ねながら、展開する。自然と共生するアイヌの生き方や文化、カムイを尊ぶアイヌの独特の世界観を表現し、それを乱暴に残忍に狡猾に踏みにじり「虐殺」していった和人の歴史を描いている。

虐殺コタン小屋はほんとうに久しぶりの下北沢・スズナリ。
セリフをしゃべるとき飛ぶツバも、泣くときのハナミズもリアルな(ときにはかかってくる)小さな小屋で見ると、演劇でなく芝居という感じがしてなつかしい。

あとで知ったのだが、前日の6日、出演者に急な病人が出て、昼公演が中止になり、この日も代役を立てての公演だったらしい。ぼくは知らずに感想に、セリフが入っていない、と書いてしまった。
その関係で、公演は9日夜にもやるということだ。ぜひおすすめしたい。

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2020年02月07日

多福寺

多門院にせよ多福寺にせよ、クルマで5分くらいのところにあるのはうれしい。

多門院の蠟梅も、この紅梅も去年の掲載日を見ると、今年の方が1ヶ月も早い。暖かかったからだろう。

多福寺7多福治91



















多福治8多福治9


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神田など

出版編集者のNさんに会った。
1999年、社会教育の研究・運動団体である社会教育全国協議会と、主として学校教育を対象としている教育科学研究会が、いっしょに本をつくろうということになって、『教育 地方分権でどうなる』を出した。そのときの編集者がNさんで、以来のおつきあいだ。最近は直接会うことは少なくなったが、自分がつくった本を贈ってくれる。できるだけ雑誌の書評や、すくなくともこのブログでは紹介してきた。

彼女のとりあげるテーマは、独特で、たとえば自転車の乗り方、雑草の食べ方、外国にルーツを持つ子どもの保育、などぼくには思いもつかないものが多い。(基本はジェンダーだが。)
そして、ぼくなどはいつも帰納的にであれ、演繹的にであれ、本質論的に書くしかできないのだが、彼女のつくる本は違う。いかにもハウツウのように見せながら、生活者、実践者の視点から叙述させる。実はそこでこそ本質が顕現し、思想が試されているのだ。自転車は、女性の自由や解放と深く関係している、雑草との関係は人間の食の本質を表している、…などなど。

1か月ほど前にも送ってもらい、この日も2冊の新刊を贈呈されたが、重いので後で送ってくれるように頼んだ。

*     *     *     *

夜は、入間地域の自治体の社会教育職員や市民、OBの集まり。去年につづいて上福岡の「風花」で。
富士見市、ふじみ野市、所沢市、鶴ヶ島市から12人が集まった。みんなそれぞれの現場で頑張っている。年配者が多い中、新卒2年目のYさんが去年につづいて参加してくれたのはうれしい。

サボウルこの日、朝から外回りだったので、時間つなぎもあって3回喫茶店に入った。

写真を載せようと思ったら、カメラにSDカードが入っておらず、なにもない。

それで、後日Nさんが写真を撮って送ってくれた。

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2020年02月06日

千枚漬け

千枚漬け昨日はデッキの重ね塗りをした後、千枚漬けをつくった。1年前に長野でサヤカさんから聖護院をもらって作ったのだが、今年は自分で育てた。時期が遅れ、少し硬いか。





ローレル1ローレル2








庭の月桂樹を剪定したついでに、ローレルをつくった。 

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ヒヨドリ

鳥2ぼくの部屋の窓から見るとすぐ下にあるキブシの木にはいろいろな鳥がくる。
今は蕾をついばみに来る。

先日はこの鳥。
鳥と言えばスズメとカラスくらいしかわからないぼくは、鳥博士のムシャさんに訊いてみた。ヒヨドリというのだそうだ。
「夏は避暑のため、山や北に上り、あまり見かけませんが、それ以外の時期は東京、埼玉などでは非常に一般的で、さらに集団で行動し、ギャーギャーうるさく鳴くので、バードウォッチャーからは、「なんだ、ヒヨドリか」と言われている、ちょっと気の毒な野鳥です」ということだ。

格子と網戸越しに撮ったので、写真はもうひとつ。


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沖縄世

沖縄世チラシ表面沖縄は、日本の江戸時代までは薩摩の侵攻と支配ということはあったが、尚王朝のある独立国であり、「沖縄世」だった。それが、「琉球処分」によって日本に併合され、「大和世」になった。第2次大戦後は、アメリカの占領下におかれ「アメリカ世」になった。
1972年に復帰したが、安保条約がしばしば憲法より上位に立つ今の沖縄の世を何と呼んだらいいか。めざすのは、独立か、憲法が生きて戦争と基地のない日本か。(この問いは、芝居の中でも何度も出てくる。)

下条アトムさん演ずる島袋亀太郎は、明らかに瀬長亀次郎がモデルであろう。史実にも忠実だし、その演説の内容、口振りもそっくり。復帰がほぼ確実となった時期、それまでの投獄や市長追放などの歩みを振り返り、確かめる構成になっている。

脚本の古川健さんは、すべてフィクションだと言う。連れ合いの「俊子」さんは、「女海賊」と呼ばれた実業家、父親に距離を置いてきた息子、という設定になっている。そのことで、「不屈」を貫いた瀬長さんの生き方、瀬長さんが体現してきた「沖縄の心」がいっそう感動的に舞台で表現される。

島田歌穂さんは久しぶりだが、相変わらず歌が素晴らしい。

この1年間で、古川さん脚本の芝居は3本目、小笠原響さん演出の芝居も3本目、その二人がトムプロジェクトでコンビを組んだので、ぜひとも観たかった。佐古好彦さんのドキュメンタリー映画も含めると瀬長亀次郎ものも3本目。2,3年前の文化座「命どぅ宝」も亀次郎ものだった。


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2020年02月05日

ペンキ塗り

1年ちょっと前につくったウッドデッキだが、ペンキが剥がれて木地がでてきている。
そこでペンキ塗り。何もできないぼくだが、長野の塀、ベンチ、庇などこれだけは得意である。
10時くらいから始めたが、終わったのは日暮れ。力仕事ではないが、肉体労働には違いなく、疲れた。
今日は、ぼく自身の頭をきれいにしてから、2度塗りをしたいと思っている。

P2040303デッキ2








デッキ3デッキ4

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多門院

所沢の多門院。蠟梅が咲いている。

多門院2


















多門院1


















多門院4


















多門院3


















多門院5


















多門院6

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乃木坂・六本木

乃木坂2乃木坂3








乃木坂4乃木坂1








乃木坂の国立新美術館へ。「美は国境を越えて」を見る。国際墨友会というのが主宰するもので、世界から水墨画を中心にした出品。ぼくも道具だけはそろえているのだけれど。

乃木坂91乃木坂5








乃木坂9乃木坂8








乃木坂7乃木坂6








そのあと六本木で食事。ヒヤシンスや桜などが咲いている。

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2020年02月04日

浅草

浅草にはいろいろな思い出がある。
大学の入学式の後、どういうわけかマコトと浅草国際劇場でSKD(松竹歌劇団)のレヴューを観た。SKDは倍賞千恵子さんの出身劇団だった。
国鉄の墨田川貨物駅に勤めていたSさんや研究室のYさんたちと、ほうづき市にも来た。
当時、連れ合いの群馬の実家に行くときはこの駅を利用した。義兄が車掌をしていた。
地下鉄の階段で、酔っ払っていた多々良純さんを見たこともある。

銀座線の車両が変わってレトロになった。
この日は、観音通りを歩いた。

浅草01浅草02








浅草03浅草04








浅草05浅草06








浅草07浅草08








浅草09浅草10








浅草11浅草12

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仮名手本忠臣蔵

仮名手本忠臣蔵『仮名手本忠臣蔵』を観た。
赤穂浪士の討ち入りは元禄15年(1703年)。それからさまざまな芝居がつくられたが、それらの集大成としてこの芝居が初演されたのは、1948年である。
それでも赤穂浪士の名前を出すことはまだ憚られ、芝居では大石内蔵助は大星由良助、ほかも名前は変えられている。
それまでは、普通は4段目までだったが、これは「大序」から始まり「11段目」まであり、歌舞伎で全部やると10時間にはなるのだという。

演出の篠本賢一さんは、それを圧縮し3時間にまとめた。言葉もできるだけ昔の言葉を使い、登場人物はすべて網羅されている。

あらためてこの芝居の芝居としての面白さがわかった。いろいろな人間像が描かれ、仇討の武士道、「お軽勘平」などの恋、天河屋義平の男気、義理と人情、など悲しませ楽しませるあらゆる要素が入っている。
五七五の芝居のセリフも心地よい。(途中、ラップのセリフもあった。)

佐々木梅治さんをはじめとする役者さんたちの声、表情、しぐさもよく、張り詰めた舞台になっていた。堪能した。

浅草13浅草・三業会館見番という会場も趣があった。(三業というのは、芸者置屋、待合、料理屋のことらしい。)
終わってからほんとうは梅治さんに挨拶したかったが、次の会議があったので失礼した。

今やっている日曜日のNHK・BSの韓国ドラマ「ヘチ」では、梅治さんが声優として出ている。


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2020年02月03日

ジョジョラビット

ジョジョラビット第2次世界大戦末期のドイツ。ジョジョ少年は、わけあっては母親と二人で暮らしている。ジョジョは、ナチスに心酔しており、心のなかにはヒットラーそっくりの「アドルフ」が住んでいて励ましてもらっている。ヒットラー・ユーゲントの訓練にも勇んで参加するが、臆病なジョジョはウサギを殺せず、「ジョジョラビット」と不名誉なあだ名をつけられる。

ある日、家の片隅の物置に潜んで暮らしているユダヤ人の少女を発見する。母親がかくまって住まわせていたのだ。頭に角がある悪魔のようなユダヤ人と交流が始まる。…

少年の目線から物語が進んでいくので、驚きも、恐怖も、悲劇も突然で極端だが、最後は心に沁みる。(グランドシネマサンシャイン)


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トップリーグ

日曜日、テレビでトップリーグのパナソニック・キャノンの試合を見た。
卒業生の長谷川君、梶君が先発で、後半は小山君も出場、相手のキャノンでは、サウマキくんが後半出場してワクワクしながら見た。
O先生も言っていたが、梶君は学生の時より早くなり、体の切れもさすがにトップリーガーと思わせる。この日はトライこそなかったが、長谷川君の突破力、小山君の俊敏な動きも随所に見られた。

パナソニック第4戦.jpg1試合は、開始早々にパナの坂手選手が退場になり、ほぼ1試合、1人足りない14人で戦ったが、圧勝だった。
写真には、戸室君の顔も見える。
リコーでは、タラウ、アマトの双子兄弟も出場した。

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マリアたち

マリアの発熱などで2週間延びてしまったけれど、土日で遊びに来た。
日曜日、畑に行った。

畑20.2.1畑20.2.2








畑20.2.3畑20.2.4








畑20.2.5今採れるのは、ブロッコリー、白菜、かぶ、大根など。

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2020年02月02日

福寿草

福寿草。この花が咲くと、いずれ春が来ると思う。

福寿草

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2020年02月01日

病院にて

先週、三芳町にあるA総合病院に行った。診察を終えて会計の呼び出しを待っていると、広いロビーに響き渡るように「オオタセンセッ!」と女性のでっかい声。市は違うが元公民館職員のB子さんだった。以前からBさんはご家族がそこに入院していて毎日通っており、ぼくもそこに通院しているので、いつ会えるかなと思っていて、やっと会えた、と。Bさんは、もう1年以上になって大変なのに、いつものように明るかった。

昨日、地元のC診療所に行った。小さな待合室でD子さんに会った。彼女は、となりの富士見市でかつて保育士さんをしており、青空学校という地域の社会教育の行事にも参加していた友人。退職したが、やっぱり子どもに関わりたいと、今は児童館で働いている。子ども食堂も始めたいし、ひきこもりの問題にも取り組みたいと、意欲を燃やしているらしい。何かあったら誘ってくださいね、と元気いっぱいだった。
地域にあるこの診療所は、昔連れ合いも勤めていたし、職員のOBには今の畑仲間も多い。

ぼくが行く病院は、あと「楽しい病院」と歯医者さんだが、どちらも休んでいる。「楽しい病院」では胃と腸の検査をしているのだが、最近は睡眠薬を使わなくなったので、胃カメラを飲むのが下手なぼくは行き渋っているのだ。

水仙の花数が増えて今が盛り。

水仙3


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